8月23日(火)、昨年度にできた、Co育てアシストプログラムによるベビ*ステサポーター養成講座を高校生向けに行いました。コロナ禍で夏休みも後半でしたが、参加者19名全員、無遅刻無欠席でした。
この講座は、高校生が自ら進んで申し込みをしないと参加できない講座です。授業の一環でもなければ強制する人は誰もいない講座です。開始前、何名かの参加高校生にどうして参加しようと思ったの?と聞いてみました。
すると、
「いつか子ども向けのサッカー教室をやりたいと思っているので、将来の役に立つと思った」
「保育や福祉にも興味があるけど、他にもやりたいことがあるので高校では福祉コースを選ばなかった。保育に関して特別に学ぶ機会は自分で積極的に動かないとダメだと思ったから来た」
などの答えで、参加高校生のやる気に驚きました。
講座では、講座の趣旨や目的の説明、お互いを知り合うワークの後、まずは子育て体験ということで、ママバッグと重いスーパーの買い物袋を持ちながらお題をクリアしてみたり、赤ちゃん人形を抱っこしながらかがんでピンクのガムテープを探すミッションに挑戦してみたり、ミルク作りやオムツ替えも赤ちゃんの泣き声を聞きながら挑戦してもらいました。
みんな積極的に参加していました。
次に、ワークブックで子育ての基礎を学びます。子育て中の1日のスケジュールや赤ちゃんの発達段階を学んだり、子育てあるあるや虐待などの実態、家事育児分担や多様な子育てについて学んでもらいました。子育て体験を経て、たくさんの事を感じてくれたようです。
最後に、スーパーでこんな親子を見つけたらみんなにできることはあるだろうか?ということを想像するワークを行いました。
「自分も赤ちゃんの時そうだったんだなと思うし、母は強いと思った。感謝したいと思う」
「何気なく親子を街中で見ているけど、お母さんが思っていたよりずっと大変でびっくりした。今日勉強して気を配ってあげたいと思う」
「ミルクを作ったり、着替えをしたりと今まで経験したことのないことを体験でき、とてもためになりました。 赤ちゃんを持ったまま、ミルク作りや色々なことをするのはとても疲れるので、これを毎日行っているお母さんは本当に凄いなと 改めて感じました。もし、スーパーなどで困っている人を見かけたら声をかけて助けたいと思いました。地域との繋がりという面 からもたくさんのことを学べました。」
「買い物をしている時や外にいる時に泣いてしまっているお子さんをよく見ますが、見ているだけで助けようという考えはありませ んでした。ですが今日お話を聞かせていただき今後見かけたら話しかけてみようと思いました。泣いている子以外にも大変そうに しているお母さんを見つけたら自分が出来る限り手助けをし、少しでも心の支えになれるようにしたいです。」
などの感想を頂きました。
今日の感想を一言で表すコーナーでは、オリジナルの漢字を作ってくれた生徒さんも。時間いっぱいまでアンケートを頑張って書いてくれたり、お母さんにとって保育士ってどんな存在ですか?と質問をしてくれた生徒さん、みんなキラキラしていて、私達がたくさんプレゼントをもらった気持ちでいっぱいの講座となりました。
今回参加してくれた高校生たちは、ベビ*ステサポーターとして登録されました。
街中で子育てを応援してくれる若者が増えていったら、こんなに嬉しいことはありません。今後もCo育てアシストプログラムを通して、子育てを応援する人を街中に増やしていきたいと考えています。みなさまもチャンスがあったらぜひ受講お願いします♪
高校生たちの感想をぜひお読みください♪
ベビステサポーター養成講座は、NPO法人母力向上委員会が開発した「Co育てアシストプログラム」を使って養成しています。Co育てアシストプログラムは、実施のご依頼を受け付けています。料金や内容など詳細は以下をご覧ください。
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