岳南朝日新聞8月掲載されました

毎月第2木曜日、岳南朝日新聞に母力コラムを掲載いただいています。 コラムタイトルは「母に必要なチカラって何だろう?」です。

7月はメンバーの佐野かおりが『ハハラッチ誕生から5年~まずはお母さんを笑顔に~』をテーマに書きました。

以下より全文お読みいただけますので、ぜひ読んでみてください。




ふじのみやハハラッチとは

富士宮市の情報を発信するホームページ「ふじのみやハハラッチ」がスタートして、まもなく5年が経とうとしています。ふじのみやハハラッチとは、NPO法人母力向上委員会が富士宮市から委託を受けて始まった事業で、子育て中のお母さんたちが記者となり、富士宮市の魅力や情報を母目線でホームページを通じて発信しています。

2016年に1期生の養成をスタート。1年に1期ずつメンバーを増やし、昨年末5期生が講座を修了し現在までに34人のハハラッチライターが誕生。400以上もの記事を書いてきました。もともと文章を書く仕事をしていた人は数名だけで、ほとんどのメンバーは、ハハラッチの活動で初めて取材し記事を書くという経験をしています。また、記事の執筆だけでなく、未就園児のお母さんを対象としたイベント「園えらび座談会」を開催しました。ライター養成講座で学んだ「人に伝えるとは」ということを活かし、富士宮で子育てしている先輩ママとして、これから子どもの入園を控えるお母さんたちに幼稚園えらびのコツやポイントをお伝えしました。


ハハラッチ事業の目的

ハハラッチ事業の目的は、富士宮に行ってみたい、住んでみたい、また住んでいる人がこの街に住んでよかったと思ってもらえるように、富士宮市の魅力や情報を発信することです。しかし、もうひとつ大切な役割があります。妊娠・出産をきっかけに退職や休職をすることで、「社会から切り離されたのではないか…」と孤独に感じるお母さんも多くいます。そんなお母さんたちが、子どもがいるからあれもできない、これもできない、と子どもがいることを負担に感じるのではなく、「子どもがいるからこそ」できるひとつの活動となることです。そのため、ライター養成講座では無料の託児を設けています。取材活動においては、子ども同伴で取材させてもらえるよう、取材先の方に協力をいただいております。小さなお子さんたちがいるお母さんにも参加してもらいやすい体制を整えています。


5年を振り返って

 ハハラッチライターに応募するお母さんたちは、子どもと過ごすわずかな期間をより充実させたいという積極的な人が多いように感じられます。いずれは仕事を始めたいと考えている人も多く、ただ、幼いお子さんがいる中でどのような働き方ができるのか、育児と両立できるのか不安に感じています。ハハラッチは、報酬のないボランティアですが、育児でも家事でもない「仕事」として活動してもらっています。もちろん、お子さんが突然熱を出してしまったときは、お子さん優先で取材は延期。他に行けるメンバーがいたらピンチヒッターとして取材に行ってもらうなどしてお母さん同士が助け合って活動しています。ハハラッチ活動は、お母さんたちの仕事復帰のための準備期間ととらえてもいいかもしれません。実際に、ハハラッチになったあとフルタイムで仕事を始めた人、起業した人、趣味を生かしハンドメイドの教室を始めた人、それこそ、ライターの仕事を始めた人など、子育てしながらいろいろな活動を始めています。また、結婚前、出産前に身に着けたスキルを活かし、ハハラッチのスタッフとして企画や運営、書類作成をしているメンバーもいます。それぞれ得意なことを発揮できる場でもあります。


ハハラッチ活動の今後

 コロナの影響で子どもと出かける機会も少なくなってしまったお母さんも多いでしょう。子どもが生まれたら子ども中心の生活で自分のための時間はわずかです。しかし、お母さんが満たされイキイキと笑顔でいてくれることが子どもたちにとっても何よりの幸せです。8月1日から新たにライター6期生を募集します。9月末から講座がスタートし、12月に修了。ライターの経験がなくても大丈夫。私たちと共に、お子さんと一緒に活動してみませんか?同級生や職場の同僚、ママ友でもない新しい仲間ができます。また、他では味わえない特別な体験ができることもあるかもしれません。気になる方は、9月2日に富丘交流センターで説明会を開きますのでぜひお越しください。詳細は「ふじのみやハハラッチ」のホームページをご覧ください。ハハラッチでは母に必要なチカラとは、「お母さん自身が自分のための時間をつくり、自分を満たすこと。結果、それが子どもたち、家族の笑顔・喜びにつながる」と考えます。そして、子育て中のお母さんがそばにいる皆さん、ぜひ、お母さんが自分のために過ごす時間を作れるようにサポートしていただけたらと思います。



文・写真 佐野かおり