8月は 宗近 祐子が
『ハハラッチライター活動で広がる、お母さんの世界』をテーマに書きました。
以下より全文お読みいただけますので、ぜひ読んでみてください。
ハハラッチライター活動で広がる、お母さんの世界
【経験したことのないライターの世界へ】
子育て中のお母さんが市公認のライターとなり、ママ目線で富士宮の魅力を発信する情報サイト「ふじのみやハハラッチ」。
昨年の冬にハハラッチライター8期生養成講座を修了し、私には「お母さん」のほかにもう1つ、「ハハラッチライター あっし」という肩書きができました。
過去の執筆経験は学生時代の作文の課題ぐらい。
苦手意識すらある「文章を書く」活動をやってみたいと思い立ったのは、全くの未知の世界にチャレンジする姿を小学生の娘に見せたい……そんな思いからでした。
【ママだから書ける、等身大の記事】
昨年の春に他県から地元富士宮に家族で移住。
移住前は、家探しと同時に富士宮について、たくさんの情報を検索しました。
子どもをかかえた母として私が知りたかったのは、「同じ富士宮で暮らす、同じママ達の空気感」。
富士宮のママ達は何を考えていて、どういう暮らしをしているのか。
住んでいるのはどんな人たちで、その土地に自分もなじめるのか。
たとえ移住をしなくても、女性は母になるだけで暮らす世界は激変します。
ふじのみやハハラッチはプロのライターではない、子どもを育てるお母さんの書く等身大の記事。
同じ母親、同じ富士宮市民の目線で書かれているからこそ、ハハラッチの記事は富士宮の子育て生活をイメージするのにとても役に立ちました。
記事の内容は子育ての話にとどまらず、観光情報やグルメ、行政サービスについてと幅広いです。
ふじのみやハハラッチは市民のどんな方でも、富士宮に遊びに来る市外の方にも楽しんでもらえる情報サイトだと思います。
【富士宮の暮らしが、「推し」!】
富士宮の暮らしは楽しいよ、とたくさんの人に伝えたい。
こんなおもしろいイベントがあるよ、と同じ子育て中のママとシェアしたい。
私のハハラッチ活動は、いわゆる「推し活」(おし…人にお薦めしたくなるような、好きという気持ち)に近いのかもしれません。
ずっと富士宮に住んでいる方の中には、「こんな田舎つまんなくない?」とおっしゃる方もいますが、もったいない!
自然が豊かで野菜もおいしく、アクティビティもたくさんあり、おしゃれなお店も次々オープン。
街はのんびり大らかで、子育て世代に向けてのイベントも、子どもが子どものうちに遊びきれないほどいっぱいです。
ハハラッチで書きたい記事のネタ、取材してみたい場所は次から次へとわいてくる。
それだけ私たちの住む富士宮は、楽しさにあふれていると思うのです。
ライターになったママが、「これはおすすめ!」と思った情報を取材して記事にし、社会とつながる。
読んだ人も視点が広がって、私たちの住む街、富士宮の魅力を再発見する。
取材されたお店も認知度アップに繋がれば、みんなが幸せになる。
そんな架け橋になることができる、素敵な取り組みである富士宮ハハラッチ。
このハハラッチ活動自体の楽しさも、私の富士宮の「推し」の一つになりました。
【誰かの役に立つ、喜びと自信】
自分の書いた記事が世の中に出て、それを喜んだり楽しんでくれる人に会った時。
「誰かの役に立った」と感じた達成感は、ただのお母さんであった私に、子育てとはまた別の喜びと自信を与えてくれました。
ハハラッチは9期生を募集中です。
地域に関わりつながる「ハハラッチライター」という肩書きができる。
この嬉しさはぜひとも、子育てで自信をなくしてしまったママにこそ体験してほしいです。
【ハハラッチで広がった親子の世界と、これから】
我が家の変化はもう一つ。
ハハラッチライターとして活動する私を見ていた娘が、「私もやりたい」と興味をもってくれたのです。
子どもが主体となってプロの手を借りながら富士宮のローカルマガジンを作るプロジェクト「misora」で、大きな先輩たちに混ざって活動を始めました。
引っ込み思案な以前の娘には考えられなかったこと。
私のチャレンジが娘の挑戦の後押しになったのなら、こんなにうれしいことはありません。
移住してきたばかりの1年前には思ってもみなかった、ハハラッチライターとなった今の私。
興味ややってみたいことはさらに広がって、以前勉強していたデザインやイラスト、営業の経験からの広報活動にも意欲がでてきました。
これから1年後、5年後にはどんな活動をしているのか。
自分のことながら分からなくて、それゆえに未来が楽しみです。
文責 宗近 祐子
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