【報告】富士宮子育て未来ミーティングー麦の子会講演会ー

12月15日、富士宮の子育て支援に関わる団体、企業、行政、個人が垣根を越えて地域の子育て支援を考える支援者ネットワーク集会「富士宮子育て未来ミーティング」を2年ぶりに開催しました。

今年のタイトルは「子育ての村を作ろう~多様な子育てを支えるために」とし、北海道札幌市で幅広く子育て支援を行っている社会福祉法人麦の子会の理事長北川聡子さんを講師にお迎えしオンラインで開催しました。

オンライン上に集まったのは、約30名の支援者のみなさん。

富士富士宮で子育て支援をしている団体の方、支援センターで働いている方、産後ケアをしていらっしゃる方、助産師さん、サロンを運営されている方、放課後デイサービスで働いている方、行政の担当課で働いている方、議員さんなど様々な場所・場面で地域の子育て層を支えていらっしゃるみなさまでした。


講師の北川さんの講演は約80分。

ご用意していただいた資料はなんと60ページもありました!


麦の子会さんの歴史から現在やられている事業、それぞれの事業内容や大切にしている考え、協力体制などのことについてお話いただき、内容の濃いもので非常に参考になるお話でした。


その中から、特に印象に残ったポイントを少しだけご紹介しますね。


□児童発達支援から始まり、13年間は市民団体としてやってきている。継続性などを考え、14年目から法人となった。

□現在は、児童発達支援センター、企業主導型保育園、居宅介護事業、里親、ファミリーホーム、フリースクール、放課後デイサービス、クリニック、生活介護事業、就労移行支援事業、グループホーム、相談事業、訪問支援、親の就労支援、グループカウンセリング、トラウマケア、にんしんSOSなどの事業を行っている。

□発達支援というのは、適切に配慮された子育てのこと。障害児とは、特別な子ではなく、ニーズを満たすのに特別な困難を持つ普通の子どもである。

□思春期の子への支援も行っている。不登校の子の居場所として朝から開所する放課後等デイザービス事業所をもっている。孤立を防ぎ仲間を作る。屋外活動や時には海外にも行ったりして様々な価値観に触れ体験をする。学校とも連携し運動会などにもスタッフがつきそうこともある。

□こどもが救われるためには家族が救われなければならないという言葉を大切に、家族支援も行っている。母子通園、親子発達支援、グループカウンセリングなどで家族ごと支援する。

□子どもが育つ家庭養育環境をよくするためにはジャッジではなく理解、気さくさが必要。アメリカやフィンランドではスタッフの気さくさは専門性であると評価される。日本では、専門家は難しいことを言っているようなイメージだけど、気さくさは専門性であり、子育て支援には必要。

□様々な個性、段階によって、関わる場所や大人が違う。社会が地域の全ての子どもと家族を温かくつつむことが大切。


これだけでも、大事なことがつまっているなぁと改めて感じます。

個人的には、途中何度か泣きそうになりました。



ご講演のあと、参加者で4,5人のグループにわかれて、講演の感想や今後この地域でどうやって連携しあって、地域の子どもと家族を支えていくかということについて話しをして、会を締めました。


参加者アンケートでは、

・子育ての課題から、解決ための形を作っていくパワーが素晴らしいと思いました。

・モチベーションが上がりました!

・講演会を通して、このような輪が広がる。 地域ごとに抱える課題が異なったとしても、情報を共有することで、それぞれの実情に即した子育て支援の充実が実現できるのではないかと感じました。

・今後の具体的な支援の実際とニーズ、現状を知り、また、支援することができるのだという希望を知ることができました。

・弱さでつながるという部分。専門性が高い気さくさを相談の際に出せるといい。

・子育ては、妊娠期〜幼少期はもちろん成人期まで繋がりのあるサポートが心強い。横のつながり、縦のつながり、多方面のつながりを意識に入れていきます。

などの言葉が聞かれ、この地域の子育て支援の横のつながりを作っていくきっかけに今回がなっていけるという光を見ることができました。



ご講演いただいた北川さん、本当にありがとうございました!

地域全体で子育てを支えていくため、様々な場所で支援をしているみなさんと今まで以上につながっていきたいと気持ちを新たにした機会となりました。