• haharyoku

岳南朝日新聞4月掲載されました

毎月第2木曜日、岳南朝日新聞に母力コラムを掲載いただいています。 コラムタイトルは「母に必要なチカラって何だろう?」です。

4月は代表理事の塩川祐子が『この地域で産み育てる』をテーマに書きました。

以下より全文お読みいただけますので、ぜひ読んでみてください。





この地域で産み育てる


ママ達の卒業と新たな出発

今年はコロナで落ち込んだ気持ちを応援するかのように桜が早くから咲き、新たな旅立ちを盛り上げてくれいたと感じるのは私だけではなかったのではないでしょうか?桜の柔らかい美しさや、朝霧高原あたりから届く羊やヤギのベビーラッシュを始めとして、春の生命の息吹を感じずにはいられません。転居や卒園・入園、妊娠・出産再就職など様々な暮らしの変化の中にある方も多いことでしょう。暮らしが変化する時には、少なからず先のことへの不安も生じるものです。そのような不安も解消できるように、昨年度取り組んだ「“つなぐつながる”産前産後サポート環境デザイン事業」では「富士・富士宮 令和ママ産後育児実態調査」を行いました。


この地域で産むということ

 産前産後のサポート環境をデザインすることを目指し、昨年夏、1歳から3歳未満の子どもを子育て中の女性を対象にウェブ上でアンケート調査の呼びかけをしたところ、100名の方が協力してくださいました。妊娠中の困り事や、出産の状況、産後辛かった時期や抱いた感情、夫との関係性、仕事に戻った時期などについて回答を得ることが出来ました。

 この4月より富士宮市では出産可能な産婦人科医院はなくなりました。アンケートからは富士・富士宮地域の女性の6割が産婦人科医院、30%強が大学病院やこども病院も含めた総合病院で、7%は助産院での出産をしていることがわかりました。全国平均では50%強が総合病院。50%弱が産婦人科医院。そして助産院での出産は1%というデータがあります。この富士・富士宮では大きな総合病院が少ないこともあり産婦人科医院での出産をする女性が最も多く、富士市では充実した出産の声も上がっています。そして健康な妊婦と胎児でなければ出産することが出来ない助産院での出産が全国平均の7倍も多いという結果は特筆すべき数字です。富士宮市内では出産が出来る助産院が3件、富士市では1件存在します。今後も安心して出産が出来る環境を維持するためにも、今活躍している、或いは今後活躍していくであろう助産院は大切な地域資源であることは言うまでもありません。





地域のみんなで子どもを育てる


産後一年の大変な時期に助けとなった人・もの・サービスについても聞いてみました。

そうしたところ、多くの方が自身の配偶者・パートナー・親であると回答しました。更に産後夫婦関係が良好だった群からは「育児を一緒にしてくれた」「自分に寄り添ってくれた」「共感してくれた」というポイントがみえてきました。しかしながら、「良いお母さんかわからない」「社会からの疎外感を感じた」など、51%の方が産後一年間に自分自身にネガティブな感情を抱いていたこともわかりました。パパ達は自分のパートナーにこれほどまでに頼りにされている存在なのだ、ということを是非誇らしく感じながら引き続き主体的に産後のケアや育児に関わってもらいたいと思います。

 ただ、この育児を夫婦二人だけで乗り切ろうと思ったら男性たちにもその重みがのしかかってしまいます。アンケートの回答からも、ごく身近なサポーターが助けとなっていることは見えましたが、それ以外の社会的なサポート資源がまだまだ実際の助けとはなり得ていないという課題も見えてきました。

家族のみならず、地域のみんなで子どもを育てる。そうすることでママやパパが軽やかに安心の中で育児を楽しみ自分の人生の新たなステージを歩みだすことが出来る、そのような地域を引き続きデザインしていく必要性を感じます。


出産祝いにFcomoを

 母力向上委員会では、昨年度、助成金のおかげで生まれた新規事業オンラインコミュニティFcomoに取り組んでいます。ここでは、産後に是非繋がってほしいサポーターの情報を発信しています。明るく地域に密着した情報でママ達の新しい暮らしも支えていく意気込みです。多くの方に登録いただき情報を暮らしに活かしてくれているという声が届く日々です。今後は継続運営のために5月より月額500円の有料となります。ママ達が自分とこどもの笑顔のために負担することを想定していますが、このような情報を受け取ることが出来るようにじいじばあばや友人などからも出産祝いなどでプレゼントしていただけたら有難いです。詳細について母力向上委員会のホームページにてご確認ください。

この地域の命の息吹をみんなで守っていきましょう。


文・写真:塩川祐子


母力向上委員会_logo.png

NPO法人 母力向上委員会

事務所「さぁどぷれいすSAN」

〒418-0039 静岡県富士宮市野中1136-5

TEL 0544-78-0741 / FAX 0544-78-0324

mail@haharyoku.com

  • LINE_edited_edited_edited
  • Instagram
  • Facebook
  • Twitter

2020 ©︎ NPO法人 母力向上委員会 ALL RIGHTS RESERVED.