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岳南朝日新聞5月掲載されました

毎月第2木曜日、岳南朝日新聞に母力コラムを掲載いただいています。 コラムタイトルは「母に必要なチカラって何だろう?」です。

5月はリーダーの小野麗佳が『子どもも親もこの地域で育っていくという覚悟』をテーマに書きました。

以下より全文お読みいただけますので、ぜひ読んでみてください。





子どもも親もこの地域で育っていくという覚悟


新米ママの子育ては

山梨で働いていた私は、結婚を機に富士宮に転入してきました。私も夫も実家は県外でしたが、特に不自由することもありませんでした。転入から1年と少しで新米ママの子育てが始まりました。なりたかったママになることができ、無事生まれてきてくれた。それだけで幸せでした。但し、そう思う余裕があったのは、産後2ヶ月まででしたが。

助けに来てくれていた実家の母が県外へ帰り、夫と私と子ども3人の生活が始まりました。昼も夜も2時間おきに泣く我が子に授乳、オムツ替え。寝たと思って布団に下ろすとまた泣き出す。何が原因なのか、想像を巡らせ試しては泣かれるの繰り返し。この合間に、掃除洗濯、買い物、料理、沐浴…スーパーで我が子の足を触って「冷たくてかわいそうよ」と言う人に出会い落ち込み、1日帰りの遅い夫以外とは誰とも話さない日々。ママ友もできない、友達は遠方にしかいない。子どもを寝かしつけながらなぜか涙がこぼれ、私の精神が追い詰められるのにそんなに時間はかかりませんでした。子育てってこんなに大変なのか、私はお母さんに向いてない。そう思っていました。


あれから12年

そんな状態の私を救ったのは、会話でした。子育て支援団体主催の子連れで参加できる座談会や講座などに参加しました。ちょっとした疑問や不安、何気ないことを話せることがこんなにもストレスを軽減させるのかと思い知らされました。そのうち、講座常連客となった私は、そんなに来るならと子育て支援団体の運営のお手伝いにお誘いいただき、あれから12年が経ちました。今、私は子育て支援団体のスタッフをしています。


地域の子育て応援団を知る

子育て支援団体を運営していく中で、この富士富士宮地域で子育てを応援している様々な人たちとつながりができました。同じようにママの立場で子育て支援を行っている団体、妊娠期や産後の身体のケアをしている施術院さん、ママの力になりたいと理由を問わず子どもを預かる託児所、ママを大きく包み込む子育て支援センターやサロンのスタッフさん、産前産後を切れ目なく支える助産師さん、オムツ替えシートや授乳室を備える施設や商店、子連れ歓迎のレストラン。本当にたくさんの人や場所が、子育てを応援してくれていると知りました。この過程で、この地域で私も子どもも育っていくんだという覚悟ができてきました。12年前転入者で、あんなに孤独に子育てしていた私に教えてあげたかった場所ばかりです。


あの頃の私のような今のママへ

ネットで調べても、離乳食をどうするかというような一般的な疑問に対する答えは無数に出てくるものの、富士富士宮地域の公園などという地域情報になると、全く出てこない。出てきても写真1枚のみ。欲しい情報に出会えない。頼れるのは同じ年頃の子どもを育てているママたちの口コミという状況は、今も往々にしてあるものです。最近はコロナの影響もあり、今ママ友を作るのはなかなかハードルの高いものになっていることを感じます。そんな、12年前の私のようなママのために、昨年新しいサービスを作りました。オンラインコミュニティです。


オンラインコミュニティFcomo

オンラインコミュニティFcomo(エフコモ)はSNSを活用した新しいサービスで、妊婦さんから3歳頃までを子育て中のママパパが対象です。会員制で、会員になると会員専用サイトとInstagramを見ることができます。会員専用サイトでは、富士富士宮で実際に子育て向けにサービスを行っている、助産院、病院、公園、支援センター、美容院、洋服屋さん、和菓子屋さんやカフェなどをママライターが取材して記事にしています。会員専用Instagramでは、他会員のママに聞いてみたいことを質問し、返答をもらうことができます。実際に会わなくても交流ができ、家にいながら先輩ママたちがオススメする地域の子育て応援スポットや人について詳細に知ることができます。会員登録は有料で月額500円。登録後30日間は無料となります。詳細はHPでご確認ください。


あの頃の私のように、今、孤独な子育てに奮闘しているママパパのために、日々取材したりサイトを更新したり、投稿したりしています。会員のママたちから、子育ての参考になる、知らなかった場所を知れたというような声を聞けることが、何よりの楽しみです。Fcomoが、この地域で子育てするみなさんの子育てのお守りのような存在になれるよう、これからも頑張っていきたいと思っています。


文・写真:小野麗佳