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【報告】3/18親が育つカフェハンダトーーク 開催しました

3月18日(金)、親が育つカフェハンダトーークと題して母力公式LINE友達限定のトークイベントを初開催しました♪


親が育つカフェは、参加すると自然と親としてのレベルがあがり、より楽しく子育てができるようになる、親の視野を広げる時間として開催するゆるりとしたトークカフェ。スタッフREXがずっとやりたかった企画の第1弾です。

 

第1回目の今回は、2児の父でもありバックパッカー経験のある飯田耕平さんをゲストに、旅と文化、生活習慣、子どもの国際感覚などをテーマにお話しを伺いました。

飯田さんは、富士市在住で現在は会社員をしながら、写真家の1面もある方。家族ができてからは海外旅行を封印していたそうですが、最近家族でタイ旅行に行き、そこでの気づきがおもしろかったのでぜひママたちに話をしたいと言ってくれ、今回の企画が実現しました。

このお話がすごくおもしろかったので、みなさんにも少しその内容をおすそ分けします♪



タイ家族旅行で感じたこと

タイを選んだのは、4泊5日で行きやすい距離であること、若いころ行ったことがあること、治安が悪くないこと、文化的に日本とのギャップがありこどもの経験としていいだろうと思ったことなどだそうです。


そこで感じたことは大きく3つ。

1)人のパワー、活力があること

・単純に高齢化している日本と違い街中に若者が多い。

・街中に、何もしていない人(何してるのかわからない人)がたくさんいること。

・めちゃくちゃ怒ってる人、口論している人、熱い抱擁をしている人など日本の街中では見ないような熱い人が多いこと。

今の日本との違いを街中を歩くだけでひしひしと感じた。


2)経済発展

・世界遺産でさえキャッシュレスやセンサーでどうこうといった部分が広がっている。

・東京の銀座のデパートよりも富裕層向けのデパートが普通にある。富裕層のお金持ち度合のレベルが違う。

・若い頃タイを訪れた20年くらい前より物の物価が単純に倍くらいになってた。屋台の立ち食いうどんで200円くらい、世界遺産への入場料も20年前は500円くらいだったのは今は1500円くらいになっている。日本ともう変わらないような値段のものも多い。日本の経済発展がいかに足踏みしていたかを感じた。 ・20年前より物価が倍になっていることで単純にできることは半分になっている。20年前は買う立場だった日本人だが、いかに買われる側になっているかを身をもって感じた。


3)テクノロジーの変化

・グラブというアプリがあって、これがあれば何でもできる。決済、ウーバーイーツ的な機能、タクシーを呼ぶこと、宿泊予約など。1つのアプリで何でもできることで旅がしやすい。日本よりこのあたりが進んでいる。昔は地球の歩き方(本)がないと何もできなかった。今はスマホがあれば呼んだタクシーが今どこにいるかもわかる。言葉もスマホが翻訳してくれる。スマホがあることでここまで変わったかという印象。それが寂しくもあった。


子どもたちの反応

小5と中2の子どもたちは、初めての海外でカルチャーショックをいろいろ受けるだろうと思っていたが、意外と普通にいろいろなことを受け入れていた印象。すぐスマホで調べればわかるのが当たり前の日常で、海外のことも日本にいる時からいろいろな情報に触れていることもあって、受け入れる速度も早い。大人とは着目点も違うので、大人はこのスマホネイティブの世代にどう追いついていけるかが大事だと思った。



子連れ海外旅行のメリット

・旅行してみて、改めて子連れ旅行ではちょっとしたトラブルは起きたほうがいいと感じた。どうしようもない、ままらないことに対処するというのは子どもにとっていい経験になる。海外ではおこりやすい。

・当たり前だと思っていたことが当たり前じゃない世界があるということを知れる。そういう世界があるんだということを実感できる。例えば、タイのコンビニで買ったパンを温めてもらった時、ぶっきらぼうにチンしてくれた店員さんが、温めたパンを最後投げて渡してきたことがあった。子どもたちは「ありえない」と怒っていたが、タイではいたって普通のこと。そういう経験があって、日本の普通がみえてくる。

・相手の側からこっち側をみる経験ができる。日本から見たタイはこうだったけど、タイから見た日本はどう見えているのか。これが最終的には戦争のない世界につながっていくと思う。

・共同体感覚=私たちという感覚をどこまで広げて考えられるか。タイに行ったことで、我が子たちにとってタイで起きることは行ったことのある国で起きていることと捉えられるようになった。見てきた世界遺産で何かあったら、あそこが壊れるのは嫌だという気持ちになる。タイに友達が1人いるだけでその国の見方が変わってくる。

・よく「世界を広げよう」というけど、自分の中の世界をいかに小さくできるかが大事だと思っている。世界は実は自分とつながっていて、他の国のことを近い存在だと感じられれば、世界は狭く小さくなっていくはず。それが大事。




子育てのコツ

・わが子が小5と中2になってみて、今幼児を子育て中の皆さんに伝えたいことは、手がかかる時期は以外とそんなに長くないということ。子育てしていると束縛されているような感覚になることがあるけど、子育てしていないと行かない場所がある。子どもが小さいからこそ行ったら楽しいところがある。わが子が幼児の頃、ぼくもローラー滑り台のある公園巡りをしていた頃がある。それを楽しめるといい。

・子育てしているから旅にも行けないと思うとつらいかもしれないけど、旅の何が好きなのか、旅で何をしたいのかを分解して考えると、子育てしながらでもできることも多い。遠くに行きたいと思ったとして、遠くに行きたい理由を突き詰めていくと見たことのない風景や景色を見たいということだったりする。それだったら、意外と市内でも行ったことのない公園や場所に行くと子どものテンションがあがったりもするし、グーグルアースがあれば行った気にもなれることもある。その国でしか食べられない食事であれば、カルディにあるかもしれない。だましだましというわけではなく、日常に置き換えて考えられるといいかもしれない。

・子育て大陸を渡っている途中だと考える。人生を世界1周のたびに置き換えると、みなさんは今子育てという大陸を旅している途中だと思う。子育て大陸は、他の大陸より難易度の高い特殊な大陸。独特な期間。子育て大陸には砂漠もあってもう嫌になることもあるかもしれないけど、だからこそ人生の中でハイライトになるような時間でもある。子どもといること自体が旅なのかもしれない。

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いかがでしたか?

子育ての参考になるお話ばかりで、とっても楽しかったです。

以下は参加してくれたママたちからの感想です。


・子育て大陸の途中にいるという発想がおもしろいなと、そういうふうに思いながら子育てできたら楽しいだろうなと思いました。

・海外に行くのはハードル高いな…と思っていましたが、それ以上に大切なことを経験できると再確認したので、いつか行ってみようと思います!子どもたちの世界を小さくしていきたいと思います。

・自分の当たり前は誰かにとってそうでないという感覚、日本にいても周りの人に対して持っていたいと思いました。ありがとうございました。

・知っていくことで世界が小さくなっていくという考え方がおもしろいと思ったし、子どもにもその感覚がつけば嬉しいなと思った。

・旅はいつでもできるんだと思った。(すぐそこでも旅になる)

・今まで窮屈な子育てをしてきたなと話を聞きながら涙が出ました、実は。何がとかそういうのをこの紙に書き起こすと長くなりとりとめもないですが、子育ては私の一側面でしかない、俯瞰してみるという言葉を自分の中に刻み付けたいと思います!

・「世界が広がるのではなく地球が小さくなる」という言葉がとてもとても心に残りました。旅という体験はどこでもいつでもできるのだなとも思いました。親としてだけでなく人として成長できる機会を自分のためにも子どものためにも増やしていきたいです。ありがとうございました!!

・子育てを客観的に見ると楽しめるように、子育て大陸、大変な時は忘れがちになりますが、思い出したいと思います。

私自身も、お話を聞きながら子育てで狭くなっていた視野がどんどん広がっていくような感覚があり、素敵な時間でした。

今後も、誰かの人生から、親が勝手に育ってしまうような場を作っていきたいと思いますので、ぜひみなさまその時はご参加くださいね♪


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