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岳南朝日新聞3月掲載されました

  • 母力
  • 41 分前
  • 読了時間: 3分

3月は小野麗佳

世代をつなぐ外遊び 中高生と乳幼児が育む地域の未来」をテーマに書きました。


以下より全文お読みいただけますので、ぜひ読んでみてください。


世代をつなぐ外遊び 中高生と乳幼児が育む地域の未来

 

<若者が子どもと出会う機会が減る時代に>

少子化が進む中、中高生や若者が乳幼児と触れ合う機会は年々少なくなっています。年の離れた兄弟がいない家庭も増え、親戚同士で集まる文化も薄れ、若い世代が小さな子どもと過ごす時間を持つことが難しくなっています。そんな現状の中、静岡県若い世代の子どもや子育て世代との交流・体験事業として母力向上委員会補助金を受託し、富士富士宮の中高生向けの『子どもとふれあう探求教室〜外遊びと体験から考える自分の未来〜』を12月に富士山本宮浅間大社参集所を中心に開催しました。当日は中高生15名、乳幼児から小学生までの子どもたち27名とその保護者が集まり、浅間大社ふれあい広場には世代を超えたにぎやかな声が響きました。

 

<赤ちゃん人形で学ぶ“子育てのリアル”>

プログラムの前半では、中高生に赤ちゃん人形を使ったミルク作りやおむつ替えなどの子育て模擬体験を実施しました。「思ったより難しい」、「こんなに気を配ることが多いんだ」と驚く中高生たち。続く講義では、乳幼児の発達やワンオペ育児、多子家庭、医療的ケア児など、多様な子育ての現実について学びました。普段は知ることのない“子育ての現実”に触れたことで、参加者の表情は真剣そのもの。子育て世代への理解やその大変さも楽しさも学ぶ時間になりました。

 

<自然の中で広がる、世代を超えた交流>

後半はいよいよ乳幼児親子との交流です。どんぐり拾い、葉っぱや小枝を使った工作、わらべうた…。自然の中での外遊びは、子どもたちの好奇心を引き出し、中高生たちも夢中になって寄り添っていました。わらべうたなどは、乳幼児親子との自然遊びを日常的に行っている森のようちえんこだまさんと協力して実施しました。講義で学んだ「子どもの目線に合わせる」、「指示ではなく提案で声をかける」といった関わり方を実践し、あっという間に子どもたちの“憧れのお兄さん・お姉さん”に。別れ際には、何度も手を振って離れられない子どもたちの姿があり、温かい時間が流れました。

アンケートでは満足度100%、さらに「子育てへの気持ちが前向きになった」、「子どもって本当にかわいい」、「保育の仕事に就きたい気持ちが強くなった」などの声が寄せられました。保護者からも「若い人が子どもと関わってくれるのは嬉しい」、「地域にこうした場があるのは心強い」との声が届き、世代を超えた交流の価値を改めて感じる機会となりました。

 

<地域の未来をつくる“世代のつながり”>

乳幼児と触れ合う体験は、若者にとって将来の人生設計を考える大切なきっかけになります。子育ての大変さだけでなく、喜びや温かさを実感として知ることは、子育て観を豊かにし地域の未来を支える力にもなります。一方で、乳幼児にとっても、中高生という“少し年上の存在”との関わりは特別な経験です。親でも先生でもない若者との交流は、安心感や社会性を育む貴重な時間となります。

本事業は今年で3年目。今年外遊びを取り入れた形にブラッシュアップし、参加者全員が笑顔で過ごす時間となりました。母力では、今後も若者が子どもと関わる機会をつくり続けたいと考えています。子どもを真ん中に、地域の大人と若者がつながり合うこと。それこそが、これからの地域づくりに欠かせない力になると信じ、地域の皆さんとともに続けていきたいと願っています。

 

文責 小野麗佳

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